彼氏と復縁した、うつ病の彼女

9月 30, 2019 恋愛

彼氏と復縁した、うつ病の彼女

「彼氏と復縁」ということは

「別れ」が前提にあって、「復縁」したということでしょう。

実はワタシの妻も「彼氏と復縁」しています。

とは言ってもただの復縁ではなく、離婚して、また同じ相手と再婚したのです。

そしてその相手のとは、ワタシです。

離婚を切り出したのは彼女の方から。彼女の病気が原因でした。

彼女の病名は「うつ病」。

10年前の彼女は、長時間にわたる残業と、毎週のような休日出勤でココロとカラダがボロボロになっていたのです。

ある日「体調が悪い」と言って、心療内科を受診。

当時の仕事の状況や、人間関係、睡眠の状態や不安に感じていることなどを聞かれ

診断された病名は「うつ病」でした。

「うつ病」と診断された後も、処方された薬を服用しながら

彼女は仕事を続けました。

仕事は彼女にとって、プライドだったからです。

結局その後も、膨大な仕事は減ることはなく

長時間にわたる残業と、毎週のような休日出勤で

ある日突然、彼女は壊れてしまったのです。

まず、会社に行けなくなりました。

週に2、3日休むようになり、休み始めた最初の頃は、自分でやっていた会社への連絡も

会社への申し訳なさからか、次第にワタシに依頼するようになりました。

当時ワタシ達は職場が近かったので、朝からワタシのクルマで一緒に出勤というスタイルでした。

しかし、彼女の欠勤は徐々に増え

ワタシ一人で出勤する日が次第に多くなっていきました。

しかしある日、久しぶりに二人で出勤していると、突然クルマの中で「別れよう」と言われました。

ワタシは「またまた悪い冗談を」と思いながら彼女に目をやると

彼女は泣いていました。

とりあえず仕事があるので、話は帰ってからと約束し

彼女を職場の前で降ろして出勤しましたが、ワタシは何も手につかず

誰に話かけられても返事ができず、頭の中は極度に混乱し、思考が停止していました。

その夜、離婚の理由を彼女に聞いてみると

「このまま症状が悪化して、アナタの人生に迷惑をかけたくないから離婚してください。」

という答え。結局、ワタシの意見は求められず、病気になっても相変わらずな性格の彼女でした。

こういう状況になった場合、世間の男性はどういう判断を下すのでしょう。

思うに、彼女の意見を尊重したように見せかけて、新しい人生へと舵を切る。

これが一番多いのではないのでしょうか。

通常の生活が出来なくなるから、経済的不安も大きくなるから、介護の不安もるから。

しかし彼女は、もうひとこと、こんなことを言いました。

「でも、もしも病気が治ったら、もう一度籍を元に戻させてください。」

なるほど、そう来たか。ワタシはその提案をこころよく了承した。

後日、両方の親に事情を説明し、籍を抜き、正式に離婚。

それから彼女の症状は悪化し、大量に睡眠薬を飲んだり、自傷行為を繰り返し

何度か心療内科に入院もすることになった。

退院後も症状は一進一退。

彼女はワタシの家と、実家を行き来し

目が離せない状態は、6年ほど続きました。

ワタシの家に来るのは、飼っている猫に会うためで

実家に帰るのは、母親に会うためと、ゆっくり眠るため。

ようやく改善の兆しが見え始めたのは、この数年。

朝、普通に起き、普通に食事をし、普通に会話ができるようになってきたのです。

本当に長く、つらい6年でした。

しかし彼女がここまで回復できたのは、周りにいる大勢の方々の支えは当然のこと

彼女自身が「また、もとの世界に戻りたい」と

強く強く願い、頑張った結果だと思います。

自分自身で回復してきはじめたこと感じた彼女は

「もうそろそろ、籍を戻してきてもいい?」と、ある日突然言い出し

翌週には役所に婚姻届を出しに行きました。

こうして彼女は彼氏と復縁したのです。

今回もワタシの意見など聞くこともなく。

ワタシ達夫婦に子供はいませんが

猫が5匹の大所帯。

今は平穏な日々が続いています。

そして再婚の次には、彼女は新しい仕事を探し始め、社会復帰を目指しました。

キャリアコンサルタントの資格と、パソコンのインストラクター、プログラマーの経験を持つ彼女は

わりと早く、新しい職を見つけることが出来ました。

今は、残業や休日出勤もなく、とても落ち着いた環境の中で仕事をしているようです。

それはまるで、失われた時間をゆっくりと取り戻すかのように。

もしも今、私が何かの病気になって、妻に迷惑をかけることになったとしても

私には「別れてくれ」という勇気はありません。

でも彼女はあの時、ワタシのことを思い、勇気を振り絞って「別れてくれ」と言ってくれたのでしょう。

「別れ」が前提にあって、「復縁」があるのが一般的なのでしょうが

ワタシ達夫婦のように、「復縁」を前提に「別れ」ることも稀にですが、あるようです。http://noveinicijative.org/

berumonta

投稿者:berumonta